Sinvertek fluid time mkⅡ レビュー
中国ベンチャー的な? Sinvertek社のdelayについて。
これあんまり売っていない。。
大量に出回っていなそうだから中古流出もまだ期待できない。
新品お値段、約2.5万円(2017年8月)
tapテンポ設定出来るコンパクトディレイ。
ライヴで使用するディレイにとって、tapでテンポ設定できる事は重要なメリットだ。
音質は最近のデジタルの音抜けのよいハッキリした残像感よりもアナログライクなあたたかい音が好き。昔のKORG SDD-1000というラックのデジタルディレイを所有していたが、デカく重くぎっしり詰まっていて、使ってる電気量も多く、デジタルでもとても良い音だった。そして多機能で変な音が出せて立体感があった。
でもコンパクトじゃない。しょうがない。
肝心のコイツだが、持った瞬間、軽い。スカスカなんじゃないの?
店員さんに中開けて見せてもらうと細かい基盤にチップがいっぱいついてる。
ま、いっか。
後、こいつの特徴としては、スイッチ一つでオーバーロードさせたり(take offモード)、ぎゅるぎゅるさせたり(step overモード)出来る。
コレ面白い。飽きさせないようにセンスよく使うのが課題。
bypassモードも3種類選べるのだが、
バイパス=スイッチオフ時に
trails (残響を)引きずった。
buffered これもスイッチオフにしてもディレイ音が残る。
true オフと同時にディレイ音も切れる。
いまのところ 音質の違いは体感的にわからない
デジタルディレイのようなロングディレイは無理だが
まずまず使える。
結論
なんというか
エレハモのdeluxe memory boyをコンパクトにした感じかな。
チップのせいか、エレハモよりは全然良い音質。
mxr carbon analog delayにタップスイッチテンポ設定できるヤツが出るらしいが、
音質はよいと思うし期待しているけど、デカくなるのでエフェクターボードに収まりが悪くなるのと、変わった飛び道具的な音が出せるので、今回はsinvertekに軍配。
米製のChase Bliss Audio社の倍以上の値段がするディレイも気になるが、それはまた別の話。
注意点
アダプター別売。boss等の一般的な9vのヤツで使える。
電池は使用できない。
全体的に写真が暗くてすいません