Odyssey102’s diary

考え過ぎた時の研究発表。思いつきの結果発表。音楽や楽器や練習法などの個人的見解。辛口だけど正直がモットーのBlog

パクりパクられ。真似し真似され。

パクリについて

Tim Burton監督のディズニー映画。Alice in wonderland
 この話のオリジナルはかなり歴史をさかのぼることになるのだが、
Timの映像の世界観を見て感じたことは、宮崎駿の、千と千尋の神隠し。と似ていることだ。

日本のアニメ。手塚治虫。ディズニーに影響され、ジャングル大帝が逆にディズニーにパクられ、、、。

音楽、JAZZの世界でもそうだ。影響をされ、ただの模倣、手柄の横取りでなく。リスペクトをし、お互いを刺激しあい高めあえるならば。よい。

ただ苦労して生み出したものを勝手にパクられると、たとえそれが自分の作品でなくても、ちかしいひとや、日本のものが中国をはじめアメリカ、諸外国に真似され、我が物顔され、さらにその上を行かれたものなら、腹が立つ。
まあ諸外国との文化、技術、発明のどちらがオリジナルかという問題はコロンブスの卵なので別の機会に論じましょう。

人から、また誰かの、どこかの国、などとにかくアイデア、など影響を受け、それを自分に取り込むときは、された相手の気持ちを熟慮する必要が一度以上必要であろう。
真似るのは、無意識、無神経であれば簡単だ。
生み出すのはカッコイイし大変だし時間もかかる。

ただリスペクトが大事だ。

どんなにリスペクトされても真似をされて、さらにその上をいかれ、しかもそのおかげで自分を真似した相手が地位も名誉もお金も上をいかれるのは甚だ遺憾であるものだ。

だからこそ慎重なケア、リスペクトが必要だ。

真似だけして得意な顔してる奴は最悪にダサい。アマチュアが憧れて真似てる分にはカワイラシイと思えるが、芸術家風情が他人のアイデアで金儲け企んでるのは繊細さのカケラもなく見苦しい。真似が上手なんですねって。モノマネ芸人みたいにそれが得意な人間もいるし、それで生活していく芸の世界も知っているから否定はまったくしていないけれど、そのモノマネ止まりの作品とその先を行く何かの違いは、何なのだろうか?金をはらう客の教養、感受性、文化レベルも問われる。その部分はやっぱりヨーロッパのほうが進んでいるのかな?


だからといって、オリジナルであることにこだわりすぎると、狭くなっていってしまうので、注意が必要だ。何がオリジナルか?前人未到。前人未踏。
ここまで来たら世界の果てだろうと思ったら、御釈迦様の手のひらの上であったという西遊記のワンシーンも思い浮かぶ。が、チャレンジは続けたい。過程が大事なんだ。


ニュートラル。

2013.NOV.13  一気に寒くなった晩秋。Alice in wonderlandに取り組む。