ギターという楽器。と発想法
ピアノ、サックス、トランペット、ドラム、バイオリン、etc...世の中には様々な楽器があります。
そのなかでギターという楽器について。
ギターは弦が6本張ってあるだけで、ピアノのように黒鍵、白鍵にわかれているわけではなく、音は指板の上にあるフレットで区切られクロマチック(半音階)に並んでいるだけだ。
これの強みは移調への対応だ。ピアノ、サックス、トランペットなどは例えば半音上に移調すると全ての運指を変えなければいけないのだが、ギターはポジションを横にずらすだけでよいのだ。(音符なんかわからなくても、耳と感覚で弾けてしまうのだ 笑)
サックス、トランペット、フルートなどは多少、変え指などはあれど、ピアノに至ってはまったくなく、例として、いわゆるひとつのオクターブ上のCの音といえば、絶対的にひとつの場所にしかない。
だが、ギターの場合は、一つのオクターブ上のCの音は、指板上に多数存在する。このことにより、一つのフレーズを弾くのに何通りもの運指法が考えられる。
つまり正解は一つじゃない。
運指の違いでニュアンスやトーンがかわってくるのだが、そこに個性が出る。
ギタリストは常にその複数あるやり方にジレンマを感じつつも、色々なやり方があることを受け入れ、なにがベストなのだろうか?と様々な方法を探っているのだ。
こういったことは日々の発想法にも少なくとも影響してくるはずだ。
息の詰まるような日常の生活や仕事に
ギタリスト的発想法もよいのではなかろうか?
ちなみに日本のjazzpianoの巨匠、菅野邦彦さんが作った未来鍵盤というピアノは白鍵、黒鍵が横一直線にならんでいる。すごい!イノベーションだ。
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