MXR Reverb M300 レビュー
先日MXRから発売されたばかりのリバーブ。M300を購入した。
これはyoutubeのコマーシャル映像をたまたま見てしまい、その出来があまりにも良かったので
ずっと発売を待っていたのだ。
大きさは所謂MXRサイズで非常にコンパクトながら、
カタログのスペックを見るとなかなかの高音質そうだったので
購入を決意。
サウンドハウスでは並行輸入品の在庫がお取寄せになっていたが、某楽器店にいったら正規輸入品の在庫があり、なんとほぼ同価格で販売してくれた。
少々辛口だが実戦的でリアルなレビューを
手に取った最初の印象としては「意外に軽い」である。
ほぼ見た目は同じ大きさのcarbon copy analog delayの
ずっしりした印象があるので、「意外に」軽いのだ。
現在所有しているstrymon のbluesky reverbにも共通の「軽い」がある。
この「軽い」というのは、機動性を考えるとよいのだが、
オーディオ機器にもいえるのだが、中身が詰まってなさそうで音が軽くなるような気がする。
コンパクトリバーブで「重い」ものならデジテックのサイケな模様が描かれたリバーブが良さそう。
しかし、まあ
ポイントになる音質であるが、ブルースカイに比べると、少し重めで、機械的な質感があるが、これはMXRの特色かもしれない。bossなどのデジタル臭やチープ感とまではいかない。よいと思う。
そして当機には6種類のリバーブが内蔵されている。
なかでも面白いのはPADだ。
実に心地よく拡がってくれる‼︎
toneのツマミで残響音に高低のオクターブ音を付け足し出来るので
非常に便利だ。
これを左側下にあるジャックにエクスプレッションペダルを繋ぎ、mixをコントロールしてストリングスのような演奏をしたい。
エクスプレッションペダルのジャックが接触が若干怪しい?ので気になる人は店頭で確認してもよいかもしれない。特にライブでの誤作動は困るから…
電源はアダプターのみで、9V 240mA 必要です(Bossのアダプターなどは200mAだったりするので)。注意したい。でも、付属していたアダプターは200mAって書いてあったぞ?自分はパワーサプライで使うからよいけど…。
あとパワーサプライなどを使う場合も、デジタルエフェクターなので、デジアナ混合してしまうとノイズが発するので注意が必要だ。
国内正規輸入品の箱の中身
MXR / Reverb M300
●入力インピーダンス:1MΩ
●出力インピーダンス:100 Ω
●最大入力:+5dBV
●最大出力レベル:+5dBV
●Noise Floorノイズフロア:-107dBV
●Sampling Rateサンプリングレート:96kHz
●Current Draw消費電流:240mA
●Power Supply電源:9VDC センターマイナス、
Hotone Vow Press
先日レビューしたSoul Pressはwahとして使った時の体感的なゲインがうるさすぎるのと、ヒールポジションの時に三弦の9フレットあたりの音が膨らみ過ぎるのもあり、購入当初からの目的どおりエクスプレッションペダルとして使うことにした。
それで、同じHotoneから発売されているvow pressを購入した。
このバウプレスはおそらくボリュームのvoとワウのwを合わせたネーミングであろう。
3つのモードがあり
1.volとwahがスイッチを踏む毎に切り替わる。wahじゃない時は自動的にvolume pedalになる。
コレは便利な機能だ。
2.wah
スイッチオンで青いledが点灯し、オフで消える
3.vol
スイッチオンで緑のledが点灯してオフで消える。
ここで中のギアを外す時の注意点であるが、目安になるのは黒い突起があるので、双方が噛み合うようにしないと、ヒールポジションなりでの値がかわってしまい、ボリュームがゼロにならなかったりする。
失敗例
w正解例
f
分解などは、あくまでも自己責任です。御注意をしてください。
さらにもうひとつ上の段階へ
周りにいるプロのミュージシャンにもいえるのだが、
自分がプロである事で自分のアイデンティティを保つ傾向にある奴等は、演奏においてプロである事を(自らの価値観によって定義されたプロとしての演奏で)証明しがちだ。
そこでひとつ言いたい事がある。
そういう奴等の演奏は大抵おもしろくない。
本人的に、
上手な演奏をして
ミストーンのない音で、
間違えない演奏で
これは減点法でマイナスならないように、ゲームオーバーにならないようにする演奏で、最上級は完璧な演奏になる。だがほぼ完璧(ウイントン・マルサリスのような)などはない。ただこなす演奏。お仕事。
一生懸命練習して、努力して、失敗のごまかし方を覚えて、、笑。
確かにそれもプロの仕事だと思います。
でも、お客さんの立場から見たら、プロはそれが出来て当たり前です。
クールにスカして、俺はプロですみたいな演奏家はつまらない。
というか、間違えないように演奏するのが精一杯で、その上にある表現を追究する
余裕がないのかもしれない。
もしも「どうだ、俺は失敗しなかっただろう!」なんて人がいたら愚の骨頂です。
お金を払って見に来ているんだから、わざわざプロである事を証明するまでもなく、プロとしての演奏なのです。
だから、プロである、プロであらないなどそんなことを見せている時間は必要ないのです。
具体的にいうと
減点法ではなく加点法であれという事がいいたいんです。
減点法だとまず最初に総合点があってそこが如何に減らないかというシステムですが。
加点法なら、天井に限りがなく限界のない最高な音楽ができる可能性があると思います。多少のミストーンがあっても得意な演奏で盛り返せます。
プロレスで例えると、
その生まれつきの天性の身体にさらに磨きをかけ、
鍛え上げられたボディから繰り出す(鍛えた身体は当たり前)
得意技・必殺技が出るからプロレスは盛り上がるのです。
まあ、偉そうに書きましたが、それが難しい。
得意技。必殺技。プロレスラー
切れ味の良い能力や特徴と、お客さまの求めているものをリンクさせる。
クリームシチュー、カレー、ビーフシチュー
ここ最近カレーやシチューを自分で作ったときにかなり手間をかけていたのだが、ことごとく失敗し、ザンネンな思いをしながらたべていた。
そこで今度はルーの箱に書いてある通りに計量カップで水を計り作ってみたら上手く行った。
いままで、適当な感で、色々な食材や、調味料を適当に入れて、だいたいこんなもんだろうと作っていると、たまに自分でもわからないのだが特別に美味いのが出来上がった事があったので、その自分への過信、奢りからか、ギャンブル的な調理法。アレンジしているような陶酔感。で作っていたのだが、、、。玉ネギを飴色に炒める手間をかけるようになってから、時間と労力をかけた結果の失敗はかなり手痛いことにきづく。デッサンに時間をかけて色を塗った時に失敗する感覚か!?
そこでなのか、箱にかいてある通りに作ると、デフォルトというか、とろけ具合とかも含め基本型の味の軸が見えた。
そこでアレンジということについて考えた。
基本型がなければアレンジもなにもなく。
基本に忠実に何も手を加えないのもアレンジのひとつであり。
基本型をしっかりと作り、最後に(例えばクリームシチューに魚粉を加える)大胆にアレンジをする。
など、音楽やら生き方、全てに通ずると感じたが、軸を作り、基本型を構築することが大事であると強く感じた。
ただ全ての事柄にシチューのルーの箱裏書きや、説明書がある訳ではないので、基本型を見極めるのは大変ではある。
コレは自身の性格、癖であるが、基礎をしっかりとする前に、なにごともアレンジしたかのように自己流でやってしまうのが美徳くらいの勢いで生きてきたので、、、。
それは脳科学的にメタ認知して、
今までの自己を否定したくないので、肯定的にとらえるとそれを続ける。
基礎をしっかりやるやり方に変える。
のどちらかに方向をかえるわけであるが、
ここでシチューの話にもどると、
説明書通りに作ると、失敗はなく美味しいのが作れる。
がしかし、
自己流で作っていると、失敗はよくあり、大失敗もあるが、ホームランもある‼︎気がする。。
どっちが面白いんだ!?
音楽家としては後者が面白いと思うし、特にインプロ系としては絶対に後者の気がする。
が、基本というか軸を据えてそこからのアレンジ。ではないだろうか?
その道を歩んで来なかったのだから、今度はそれで行ってみよう!
Hotone Soul Press
エフェクトボードの限られたスペースに配置して、持ち運ぶ事を考えると、
軽くて小さいのが良い。
ここ最近のエフェクターはそんなニーズに応えてか、どんどんコンパクトなものが
発売されている。
これはプレイヤーにとっては嬉しい傾向である。
が、
肝心の音が良くなければ元も子もないし、またライブなどの実戦での操作性も重要であろう。
あとは値段がそれに見合っているか?というのも大事だと思う。
ここでは最近手に入れたホットーンのソウルプレスのレビュー reviewをしてみる。
まず値段だが、2016年7月現在で新品で税込10,000円くらいが最安値。 某楽器店で新品を購入。底面のラバーが邪魔でマジックテープでの固定が難いので工夫が必要。
このsoul pressは横にあるスイッチでvolume,expresssion,wahと3つのモードで使い分けられるようになっている。
「volumeモード」
アーニーボールのでっかいボリュームペダルを普段使っているのだが、
自分がボリュームペダルに求めるものは、繋いだ時に音が劣化しないことです。
踏み心地に関しては慣れれば問題ないでしょう。ヒールポジションの時のミニマムボリュームを左側についているツマミで調整する事ができます。
普通のボリュームペダルとして使えます。
2.「expressionモード」当初このモードで 使用する目的でこのソウルプレスは購入したのだが、こちらも普通に使えます。ただし注意点としてエクスプレッションペダルとして使用する場合はTRSフォーンプラグのケーブルを使わないといけないことです。(自分は両方L字のケーブルが欲しかったので自作しました)なお、その際に使用するジャックは本体の左側のアウトプットジャックになります。
3.「wahモード」
true bypassなので従来の一般的なワウワウペダルにありがちな音痩せはない。しかし、オンにした時に音量のレベルが上がるように聞こえてしまう。またヒールポジションにした時に中音域が暴れてしまう。コレが厄介なので、写真のようにクッションとなるものを挟み込んで使うのが良(気休め程度だが)